1から始める家庭菜園 手作り堆肥・肥料を作る方法

家庭菜園
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家庭菜園を始めるにあたって、おおよその人が思う事だろう。
できるなら安くやりたい!
道具を揃えるのにもお金がかかるのに、肥料と堆肥も買わなきゃならないなんて…と。
いいか、お金をかけずに野菜を育てたいならば……

今すぐ米ぬかを手に入れるんだ!!!!!!

ちょっと手間と時間はかかりますが、ほぼ無料でできる肥料・堆肥の作り方を解説していきます。

米ぬかでぼかし肥料を作る

<用意するもの>
・ゴム手袋(厚手の方が良いと思われる)
・肥料を保管する容器
・肥料を混ぜる用のビニール袋

<材料>
・米ぬか
・納豆(ヨーグルトでもおからでもいい)
・ぬるま湯(全部使わないと思うけど2Lくらい準備すればよい)
※鶏ふんや油粕などを混ぜても良い

<作り方>
米ぬかはコイン精米所横に小部屋みたいなところがあるのでそこから使いたい量もらってきます。ご自由にお持ちください、とか書いてあるので。

①米ぬか適当に袋に入れる。(自分の作りたい量入れてください)
②ぬるま湯100~200mlに納豆5~10粒くらいを入れてよく混ぜる。
③②を①にぶち込む。
④ゴム手袋をつけてよく混ぜる。
⑤米ぬかをぎゅっと握って、固まるけどすぐ崩れるくらいの水分量になるまで、ぬるま湯を足して混ぜるを繰り返す。一気にぬるま湯を入れすぎてべちゃべちゃにならないように気を付ける。(水分入れすぎちゃったら米ぬかの量を増やすしかない)
⑥水分が均等に行きわたったら袋に入れて口を縛る。
⑦暖かい場所に袋に入ったまま置いて、1日1回くらい袋の上から混ぜ混ぜしたりシャカシャカ振ったりする。袋が破れないように気を付ける。
⑧1週間~2週間程度繰り返して発酵させたら完成。(気温により多少誤差は出る)
※白カビが発生するかもしれませんが、発酵が進んでいる証拠なので心配しなくてOK。

完成したぼかし肥料は乾燥させて水分を飛ばすと長期保存できる。

私は保存容器として漬物用の樽を使用しています。
サイズは10Lのもの。
米ぬかを混ぜたときの袋ごと樽に入れて口を開けた状態で、虫よけの為の防虫網を付けて乾燥させています。

数日おきに混ぜてぼかし肥料全体の水分を飛ばすと良いです。

一番安くできる材料の物を紹介しましたが、基本的に好きな肥料を混ぜ込んで大丈夫です。
私はなたね油粕や鶏ふんを追加することが多いです。発酵を促進するために納豆とヨーグルトの両方を使用することがあります。

私は試したことはないですが、生ごみを混ぜる人もいるらしいです。

完成したぼかし肥料は、菜園の基肥(苗を植える前に入れる肥料)にも追肥(作物が成長すると土の中の栄養がなくなるので、途中で追加する肥料)にも使えますし、別の堆肥を作る際にも使用したりしますので、作っておいて損はないかと思います。

米ぬかに手を加えず未発酵のまま使用すると作物の根を痛めることもあったり、ぼかし肥料のように微生物に分解されているわけでもないので栄養として作物に吸収されるのが遅かったりしますので、肥料として使用する際には注意が必要です。

腐葉土の作り方

<用意するもの>
・スコップ

<材料>
・落ち葉(広葉樹の葉が良い)
・ぼかし肥料(米ぬかでも良い)

①拾ってきた落ち葉が入るサイズの穴を掘る。
②掘った穴に落ち葉とぼかし(米ぬか)を交互に入れる。
③水をかける。
④踏みまくって圧着させる。
⑤土をかけて蓋をする
⑥2週間おきくらいに掘り返してスコップでよく混ぜる。再び土で蓋をする。
⑦ひたすら⑥を繰り返す。
⑧落ち葉の原型がなくなって、土になったら完成(半年~1年くらいかかるかな)


ふかふかの腐葉土が出来上がるので、堆肥として土に混ぜて使用してください。
ぼかしと違って出来上がるまでに時間がかかるので、菜園を始めたての場合初年度には間に合いませんが、来年、再来年の堆肥として準備しておくのも良いかと思います。
※完熟していない腐葉土や、落ち葉をそのまま菜園の土に混ぜ込むと、害虫発生の原因となりますので、やらないようにしてください。
(落ち葉を餌にする害虫が土の中に卵をたくさん産んで、知らないうちに土の中に幼虫がたくさんいたなんてことがあります)

生ごみ堆肥の作り方

<用意するもの>
コンポスター
スコップ

<材料>
生ごみ(骨、卵の殻などは分解されにくいので混ぜない)
米ぬか(米ぬかで作ったぼかし肥料)

<作り方>
①土を掘ってコンポスターを設置する。
(20㎝くらい掘ればセットできるが、私は深めに掘っている)
②生ごみを入れる
③米ぬか、もしくはぼかし肥料を振りかける
④土をかぶせる
⑤時々水をかける
⑥コンポスターがいっぱいになるまで②~⑤を繰り返す
⑦ふたを閉めたまま放置(夏場なら1、2か月)
⑧コンポスターを外し、堆肥を攪拌して発酵を均等にする
⑨生ごみの原型が残っていないか確認して完成

コンポスター自体は少々値が張りますが、自治体によってはコンポスターの購入に補助金を支給してくれるところもありますので、自分の住んでいる自治体で補助金があるか確認してから購入しましょう。

一度購入すれば壊れるまで何度も使用でき、堆肥の材料自体は無料で手に入りますのでホームセンターで堆肥を購入するよりもお得です。

家から出るごみの量を減らすこともできますので、家庭菜園を始める方はコンポスターを1つだけでも購入した方が良いでしょう。

家庭菜園をやっていると、虫に食われた野菜なども出てきますので、私は虫食いの野菜は全てコンポスターにぶち込んでいます。楽です。

畑にコンポスターを設置するスペースが無い方や、プランター栽培のみの方は、袋型のコンポスターもありますので、試しにそちらを購入してみても良いと思います。

袋型のコンポスターは、設置型と違い穴を掘る労力もかかりませんし、ベランダなどでも使用することができますのでおすすめです。

袋型コンポストは容量が大きいので落ち葉堆肥を作ることもできます。

バケツ型のコンポスターもあるのでこちらもおすすめ。

バケツ型は生ごみから『生ごみ堆肥』と『ゴミ汁堆肥(液肥)』を作ることができるので便利です。

僕は2台使用しています。

 

家庭菜園をしていると驚くほど生ごみが大量に出ますので、1つだけでも生ごみ処理機を用意することをお勧めします!

 

この記事を書いている間、横にいる猫が寝言のようなものを喋っていました。

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