ついに夏野菜苗の販売が始まる季節になりましたね。
夏野菜は一つの苗からたくさん収穫できるものが多いので、コスパがめちゃくちゃいいですよね。
今回はおすすめの種と苗、わたくし八猫宰相が実際に購入した苗の紹介、苗選びのポイント、植え付けの際の注意点などを解説していきたいと思います。
苗選びのポイント
苗選びのポイントの基本は、長すぎず太いものを選ぶとハズレが少ないです。
ひょろひょろと細く長い徒長してしまったもの、ポットの底穴から根がはみ出すほど伸びてしまっているもの、根の色が茶色くなっているものは避けましょう。
初心者にありがちな勘違いの一つとして、長く伸びた苗の方が成長している分早く収穫出来てよいのではと思い、あまりよくない苗を選んでしまう事があります。
苗というのはそもそも小さいポットの中の栄養だけで成長しています。
ポットの土は少ないので、苗が成長していく過程で土の中の栄養は当然無くなっていきます。
大きく育ちすぎている苗というのは、ポットの栄養を吸い尽くし、栄養のない状態で成長していった苗になりますので、人間でいうところの栄養失調、という状態になります。
そういった苗を徒長した苗と言いますが、徒長した苗は葉の色が薄く光合成が上手くできなかったり、病害虫の被害にもあいやすく、ひょろ長いせいで植え替えの時に株本が安定せず、支柱でしっかり支えないとすぐに倒れてしまいます。
……いいこと全然ないよね???
徒長してしまった苗はホームセンターなどで半額などになり安売りされますが、安いからと言って良くない苗を購入すると、収穫量も下がってしまうので収支的にはマイナスになります。
お得かと思って購入した結果、収穫できる野菜が減るというのは本末転倒ですよね。
家庭菜園を長くやっている方などは徒長した苗でもうまく収穫まで持って行けたりしますが、労力もかかりますし知識と経験が必要になりますので、とにかく初心者にはおすすめできませんので、目先の安さにとらわれず良い苗を選ぶようにしましょう。
苗選びのポイントは細かく突き詰めるとチェックしなければならないことが沢山ありますが、ベストな状態の苗が自分が買い物に行った時にちょうどよく売っているとは限りません。
自分の欲しい種類の苗がベストな状態で売られているなんてのは正直、極稀です。
そんな中から良い苗を見つける方法として最低限チェックする項目をまとめます。
①徒長していないか
②双葉(一番根に近い部分の葉)が枯れていないか
③葉に斑点、穴、変色などがないか
苗の目利きというのは初心者には難しいと思いますので、最低限この3点に気を付けていただければ大丈夫かと思います。
初心者におすすめ夏野菜の苗(定番)
きゅうり
夏野菜の定番中の定番、きゅうり。
割と適当に育ててもそれなりに収穫できる初心者にも優しい野菜です。
きゅうりの苗を選ぶ際は接ぎ木の行われているものをおすすめします。
接ぎ木というのは簡単に言うと苗の上と下を別々の野菜苗をくっつけて1つの苗にしたものです。
きゅうりの場合は、上の部分がきゅうり苗、土台となる下の部分はカボチャの苗でつなげることが多いです。
なんでそんなめんどいことすんねん???と思うかもしれませんね。
土台に病気に強い苗を使用することで、きゅうりのような病気が発生しやすい種の病気発生を抑制できるというメリットがあるので、接ぎ木というちょっと手の込んだことをするんですね。
接ぎ木苗は手間をかけている分普通の苗より少しお高いですが、きゅうりは梅雨時期など本当に病気が発生しやすいので、初心者の方は病気の出にくい接ぎ木苗を買った方が圧倒的に楽です。
あと個人的にはちょっと高いおいしそうな品種のきゅうり苗を買っています。
あくまで個人の感想ですが、98円くらいの安い苗よりも、サントリー本気野菜などのちょっとお高い種類の方がきゅうりがおいしい気がします。あくまで個人の感想ですが。
今年はカネコ種苗さんのうどんこつよしDXという接ぎ木苗を購入してみました。
今年はあまりよい生育具合のきゅうり苗が見つからず…ちょっと妥協する感じになってしまったのが残念…
トマト
トマトは苗の種類が多いので、選ぶのは本当に悩むんですよね。
トマトには大玉種、中玉種、ミニの3種類がありますので、個別に解説していきます。
大玉トマト
桃太郎という種が定番かと思います。
大玉種は個人的には中級者向けですね。
基本的に育て方はどの種のトマトも同じなのですが、実が大きいものは成熟するまでの時間が長いです。
そのため、成熟を待っている間に病気にかかってしまったり、雨に当たりすぎて身が割れてしまったりします。
(トマト身割れの原因は雨が直接当たることによることである説と、水を大量に吸いすぎたせいで割れる説があるんですが、どのみち雨が原因)
身割れしたトマトはそこから腐ったり、虫が寄ってきたりするので、そうなってしまったらもう捨てるしかない…。
せっかく大きく育てたトマトを捨てなければならないというのはなかなかに悲しいです。
身割れを防ぐには雨除けセットなどの資材を使う必要があるのですが、雨除けセットはそれなりの値段がします(4000円以上はします)
初心者そんなん…買う……?
正直家庭菜園始めたての人は他に買うべきものがたくさんあると思いますので、雨除けセットにお金使うのはおすすめできないですよね。
ということで、大玉トマトは中級者向けとしています。
中玉トマト
中玉種はちょうどいい…。家庭菜園にはちょうどいい……!
中玉トマトはだいたい直径3cmくらいのものになります。
サイズが手ごろなので成熟するまでの期間も短いので、雨にさらされる危険も減ります。
私は大玉トマトも栽培したことはありますが、中玉の方が手を掛けなくても綺麗な実が収穫できると感じました。
こちらは今年わたくしが購入した苗の写真。
良く見かける品種のフルティカ(接ぎ木)と、デルモンテさんのフルーツルビーEX。
私は酸っぱいトマトがあまり得意ではないので、甘いと書いてあるものを選んでみました。
フルティカの方は接ぎ木、フルーツルビーの方は接ぎ木ではありませんがCMV予防接種苗という、キュウリモザイクウイルス(CMV)の予防接種を受けた苗になります。
CMV予防接種苗の詳細はデルモンテ公式サイトで解説されているのでチェックしてみてください。
フルーツルビーを栽培するのは今年が初めてなので、経過観察が楽しみです。
ミニトマト
これはもう皆様予想がつきそうですが、ミニトマトは
ほんっっとーーーーーーに育てやすい!
小学校でもプランター栽培とかで良く育てているイメージがあります。
小学生でも育てられるくらい簡単です。
雨が降ってきて身割れが心配になったら、
赤くなってるやつ全部もいでこよ。
くらいの気楽さで管理して大丈夫です(雑)
トマト全般、アブラムシがついたりなどの被害はありますが、最近はウイルス対策のされている苗が多いので、しっかりした苗を選べばミニトマトは殆ど失敗することはないと思いますのいで、家庭菜園初心者にとてもおすすめです。
デルモンテという名前がついているだけでおいしそうに見えるのは何故だろうね??
ミニトマトの方もデルモンテさんの苗を購入しました。フルーツガーネットと、めちゃなりトゥインクル。どちらもCMV予防接種苗ですね。
写真の一番左の紫ポッドのミニトマト苗は、ブドウのような黒っぽい実をつける種類のものです。
強風でタグが吹っ飛ばされてしまったので名前が分からなくなってしまいましたw
追加でサントリー本気野菜のシュガーミニを購入。今年の夏は頑張ってトマトをたくさん食べよう…。
私はトマトがめちゃくちゃ好きというわけではないのですが、トマトには美肌効果や風邪予防、抗酸化作用のある成分が多く含まれ老化を抑制する効果が高いと言われている健康野菜。
低カロリーで腸内環境も整えてくれるダイエットの味方でもあります。
これはもう…食うしかねえよな…
なす
ナスもきちんと育てればたくさん収穫できるので、コスパの良い夏野菜の一つですね。
旬のなすはおいしいよね。
私の体感ではナス苗を5株買ったら1株お亡くなりになる…くらいの体感かな?w
何が原因かは分からないですが、何故か1株だけやたら実付きが悪かったりとかありますね。
病害虫被害には気を付けなければいけませんが、収穫量もしっかり見込める野菜になります。
ナスに関しても病気に気を付けたいので、苗を選ぶ際は接ぎ木苗がおすすめですね。
あとはパッケージを見てこのナスはうまそう、というものを選ぶと良いでしょう(雑)
長ナス、中長ナス、丸ナス、米ナスなど色々な種類がありますが、無難に育てやすいのは中長なすかな?と思いました。
中長ナスはサイズが小さめ(15㎝くらいサイズが小さめ(15㎝くらい)なので早く収穫することができますので、害虫被害にあいにくいかと思います。
ナスは芋虫・毛虫類であったり、コオロギ・スズムシ系にも狙われますので、早く収穫できるに越したことはない…!
中長ナスは大きさを表す名前になりますが、品種名としては千両、千両二号、早生大名などがあります。
わたくしのチョイスがこちら。
接ぎ木の千両二号と、カネコ種苗の接ぎ木の超やわらかナスです。
私は育成状況や食味を食べ比べるために2種類購入していますが、家庭菜園なら超やわらかナスがおすすめです。
家庭菜園のメリットの一つとして、市場には出回らない品種を育てることができるということ。
この超やわらかナスという果肉も皮も柔らかい品種のナスは、川まで柔らかいため傷みやすいという特性上、長距離の運送などに耐えることができません。
家庭菜園なら収穫した後すぐに調理することができるので、超やわらかナスを栽培するのに適した環境と言えますね。
水ナス(水分量が多くアクが少ないので生食できるナス)などもあまり流通しない種ですが、苗を手に入れるのは難しくないと思われますのでそちらも候補に入れてみても良いでしょう。
ピーマン
ここまで散々接ぎ木の苗を選べと言ってきましたが、
ピーマンそんなんいらんです
前項で紹介しているキュウリ、トマト、ナスは接ぎ木でそれなりの品種を選ぶと200~400円くらいの値段がしてしまいますが、それでも高い苗の方が収穫が安定すると説明しました。
しかしピーマンは100円くらいの苗で大丈夫です。
市場に出回らない品種が欲しい場合は別ですが、なんでもいいからピーマン栽培するわ。という場合は京みどりなどのだいたい98円くらいで購入できる苗で十分です。
これは私の体験談になりますが、家庭菜園を始めて5年間ピーマンを育て続けて正直ピーマンだけは病気にかかったこともなければ害虫にひどく悩まされたこともありません。
時折葉にくっついている虫をエイッっと捕まえてペットボトルにポイポイする程度で大量に害虫が付いたこともないですし。
アザミウマという目視しにくい極小の虫がついて汁を吸われることにより葉が変形することはありますが、変形した葉は遠慮なく摘み取ってしまっても他に葉がわさわさ生えているので全体に影響が出ることもないです。
つまりピーマンは苗選びさえ間違えなければ、安い苗だろうが高い苗だろうが何を選んでもいいです。
好きなやつ植えよう!
今年早くホームセンター行き過ぎたせいか、ベストな状態のピーマン苗を見つけることはできなかったのですが、恐らくピーマンはこのくらいの無難な苗でもきちんと育ってくれることだろう…。
サツマイモ
サツマイモの苗は束売りのものが一番コスパが良いですが、20~25本の束になっているものが多いので、畑の敷地が広い人でなければ購入しない方がよいでしょう。
小さい畑で少しだけサツマイモを育てたい場合は、4連ポットの苗が扱いやすいかと思います。
サツマイモは植え付けだけしっかりできれば基本的には何もしなくても育ちますので、労力もあまりかけずに収穫することができますので、初心者でも簡単です。
去年は束売りの苗を購入しましたが、今年は他の野菜の増やしたかったので、サツマイモ苗は4連ポッドの金時苗になりました。
初心者向け夏野菜(番外編)
こちらの項目では育てるのは比較的簡単だけれど、家庭内での料理という面で需要があるような無いような、好き嫌いがありそうな、そんな苗を紹介していきたいと思います。
トウガラシ
トウガラシは色々な品種もあり、育てるのも簡単なので初心者向きではありますが、そもそもトウガラシ自体そんな大量に料理に使うことってない…よな?
青唐辛子などはそれ自体を食べることもありますが、赤トウガラシは基本辛みの調味料としての使用になりますので、他の野菜に比べると需要は低そうですね。
私はトウガラシを料理に使うことが多いので、毎年1、2株くらいは植えていますが、他所の家庭では需要があるものなのでしょうかね??
食べるトウガラシとしてなら、個人的には伏見甘長トウガラシが栽培もしやすく、味噌などで炒めて食べるとおいしいのでおすすめですね。辛みの少ない種類なので食べやすいです。
私が個人的に気になったのはこちら
辛コレというシリーズの魔女の杖というトウガラシです。
初めて見たので興味本位で購入しましたので、おいしいのかどうかは不明ですw
このトキタの辛コレシリーズ他にも色々な国のトウガラシを揃えていまして、店頭にはサルサ・デ・ウマイ、インドジン・ウソツカナイ、など謎の名前のトウガラシが一緒に並べられていましたw
正直名前だけで興味の湧くものが多かったですが、インドジン・ウソツカナイなどはパッケージを見たところ辛みが強いタイプのようでしたので、作ったものの食べれない…という結果になっても困るので購入は見送りました。
どこのホームセンターにも売っているというものではないようなので(ホームセンター4件回って1件にしか置いてなかったよ)、見つけられた人で辛いのは得意という方は購入してみると面白いかもしれません。
参考までに辛コレのHP貼っておきます
追加で甘長トウガラシと、サントリー本気野菜のジャワスパイシートウガラシというものを購入してみました。
夏野菜のカレーにジャワスパイシートウガラシ使ったらおいしいだろうか、と思って購入してみましたが果たしてうまく成長するのだろうか。
今年はホームセンター巡りをしていると面白いトウガラシ苗がたくさん見つかって面白かったですね。
韓国トウガラシという苗もあって、そちらも気になったのですがさすがにトウガラシ苗買いすぎかな?と思い購入を断念しました。
苗選びは毎年新しいものが出るので目移りしてしまうよね。
シシトウ
こちらもピーマンやトウガラシと同じ系統の野菜になりますので、育てるのは簡単です。
収穫もたくさんできます。
私は毎年2株ほど植えていますが、余るほど収穫できます。
好きな人はめちゃくちゃ好き!何個でも食べれる!という方もいますが、たまにめっちゃ辛いのがあるから嫌い、という人もいるみたいですね。
私はシシトウが平気な方ですが、好き嫌いは分かれるかな?と思い番外編に入れています。
ゴーヤ
ゴーヤはつるを伸ばすための棚を作るのが少し難しいですが、どの品種も適当につるを伸ばすだけで大量に収穫することができます。1株だけでビックリするほど大量に収穫できます。
ただ、問題は
苦い
とにかく苦い
ただそれだけである。
苦みの少ない品種、というものを選んでもゴーヤはだいたい苦いです。
たくさん収穫できるし体にも良い野菜ですが、このクソにが野菜を大量に消費できる人間は果たして存在するのだろうか…。
少なくとも私には無理だった……。
ゴーヤは2回ほど栽培したことがありますが、収穫したものの余り散らかして最終的には畑の肥やしになることも少なくなかったですね…w
どうにかこうにか調理を試みましたが、苦みを消すのがまあ難しい難しい。
とはいえゴーヤはスーパーなどで購入しようとすると中々のお値段になりますので、ゴーヤが好きな方は苗の購入を考えても良いと思います。購入するときは1株だけで大丈夫です。
初心者向けおすすめの種
前項までに紹介してきた野菜は苗で購入した方がよいものですが、ここでは種からでも栽培できる簡単野菜を紹介します。
トウモロコシ
トウモロコシは苗でも販売されていますが、種の方が品種がたくさん取り揃えられている印象が強いです。
苗で購入する場合は10連ポッドで売られているものや、単品売りの物を購入することになりますが、単品売りの物を買うのはあまりお勧めしません。コスパが悪いからです。
トウモロコシは幅を広めにとった畝に2列で植えることを推奨します。だからといって2株植えただけだと、受粉が上手くいかなかったりなどで実付きが悪くなったりします。人工授粉をきちんとできるなら苗が少数でも大丈夫かと思いますが、初心者の人が安定して収穫するためには8~10株くらいまとめて植える方が上手くいきやすいと思います。
10株植えるにあたって、苗を買うよりも種を購入した方がリーズナブルかつ品種を選ぶ自由度が高い、という理由でトウモロコシは種の購入を推奨します。
オクラ
オクラも苗自体は販売していますが、オクラは移植を嫌う植物です。苗を購入しても移植する時には根を傷つけないように注意する必要があり、移植の際に根を切ってしまったりすると、苗が枯れてしまう事もあります。
その上オクラは他の野菜とは違い、株が成長しすぎないように密植させる必要があり、苗で準備する場合たくさん購入しなければなりませんが、種なら一袋購入するだけで済みます。
オクラの種は外皮が硬く発芽しにくいのですが、種をまく1週間ほど前から水に浸して目出しという作業をしておくと、露地に直播しても発芽率が良くなります。
最初から種を直播するなら移植する必要が無いので根を傷つける危険が無く、初心者でも栽培しやすいと思います。
インゲン・エンドウ
インゲン・エンドウは、先ほど説明したトウモロコシやオクラのように大量に植える必要はなく、2~3株あればじゅうぶんではありますが、こちらも苗より種の方が品種が豊富です。
インゲン・エンドウは発芽と、伸びたつるの管理、葉が込み合いすぎないように適度に摘むことに注意していれば失敗は殆どありませんので、初心者でも育てやすいです。
中級者向け夏野菜苗
パプリカ
パプリカは基本的にはピーマンと変わらないので、苗を育てること自体は難しくありません。
しかし適当に育ててもそれなりに収穫できるピーマンとは違い、パプリカは実が収穫できるようになるまでの期間が長く、その間に虫害にあったり実が痛んだり、実が重くなりすぎて枝が折れたりなどするので、支柱などでしっかり支える必要があります。
実を完熟させるために日当たりなども考慮しなければならないので、中級者向けとさせていただきました。
楽に育てたいならミニパプリカをおすすめします。
ミニパプリカは実が小さいので完熟するまでの時間が短いので痛む心配も少なく、実がたくさん付いても実自体が小さくて軽いので枝が折れる危険も少ないです。
実が小さくても収穫量は多く、育てやすいので初心者の方はミニパプリカを購入してみても良いでしょう。
上級者向け夏野菜苗
スイカ
スイカは小玉・中玉・大玉の3種類がありますが、どれも初心者が育てるにはなかなかハードルが高いです。
確実に収穫するためには人工授粉を行う必要があったり、つるの管理が難しかったり、実がついたものの収穫時期の見極めが難しかったり、収穫できるぞ!というタイミングでカラスの襲撃を受けたり…。
小玉は支柱を使って空中栽培をすることで、省スペースで育てることができますが、中玉大玉は地這いで育てることになりますのでスペースを取ります。
家庭菜園を続けて作業に慣れてきたら挑戦してみても良いと思いますが、初心者は手を出さないのが無難かと思います。
メロン
メロン…。メロンはなあ…
買った方が早えぇぇぇぇぇよ!!!!
メロンもスイカと同じく人工授粉が必要だったり、つるの管理が難しかったりとスイカと同様の注意点がある上にスイカと違い露地栽培も難しいので頑丈な支柱が必ず必要になる上に、雨除けのハウスがあった方が良かったり、もしも病気になった日には明らかに実の味が落ちるどころか食べない方がいいというレベルのメロンになる絶望付き。
育てたいか?
ここまで聞いてメロン育てたいか?!?!
買った方が早いよなあ???
プロの農家さんに任せた方が絶対おいしいよなあ?!?!
正直家庭菜園でメロンはかなり難易度が高いので、初心者はメロンを育てようなんて幻想は抱かないでください。
少なくとも僕はそれなりの年数家庭菜園をやっていますが、メロンを育てたいと思った事すらありません。
面倒だからね!!!!
家庭菜園にめっちゃ慣れて、自分の手で育てたメロンがどうしても食べたい!!!!
家庭菜園が趣味なので、いくらでも手間暇かけられる!という猛者のみ挑戦してください。
僕は猫が可愛すぎて速やかに作業を終わらせて家に戻りたいタイプなのでこれからもメロンを栽培することはないでしょう…
カボチャ
カボチャは受粉さえしっかりできれば基本的に放置で大丈夫なので、生育自体は簡単です。土地が多少痩せていて荒れ地であっても育ってくれる野菜なので栽培難度は高くないですが…
困ったことにカボチャはツルがにょきにょき伸びます。スイカ、メロンとは比べ物にならないほど伸びます。
葉っぱもめちゃくちゃでかいです。
省スペースで育てるとしたら、カボチャの重さに耐えうるキュウリ支柱などの頑丈な支柱を立ててツルを誘引する必要がありますが、初心者の場合しっかりした支柱を買いそろえるのは中々難しいかと思います。
地這いで育てるのは難しくありませんが、かなりの広さの敷地が必要になりますので、大きな畑を持っていないと地這いで育てるのは難しいかと思います。
土地が余りまくってるぜヒャッホーーーーイ!!!
という方は広大な土地にカボチャの苗を植えてあげましょう。
以上、夏野菜苗の解説でした。
よく料理に使う野菜、珍しい野菜など色々育てることができますので自分の育てたいものを無理のない範囲で楽しんでいただけたらと思います。
では良い菜園ライフをお送りください。
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